非公開求人は本当に存在します。嘘ではありません。
企業のあらゆる事情によって非公開になっているのですが、その主な理由を紹介します。
非公開にしている理由
企業は以下のような理由で、一部の求人を非公開にしています。
- 時間
- お金
- 戦略上
- 特殊求人
- 社内配慮
理由1 時間
時間がなく、スピード感を求める場合です。
一般的な転職サイト(リクナビネクストやマイナビなど)に掲載するには、早くても1ヶ月程度の時間が必要になってきます。取材、写真撮影、原稿作成などの多くのステップがあるからです。
しかしながら、非公開求人を取り扱う人材紹介だと、サイト掲載用の文章や画像を用意する必要が無いので、早ければ2~7日程度で募集開始できます。
理由2 お金
コストカットしたい場合です。
非公開求人を扱う人材紹介は、成果報酬型ビジネスです。採用できたら、その採用者の年収の30%ほどを支払うモデルになっているところがほとんどです。
年収500万円の人を採用したら、採用した企業が人材会社に150万円払うということです。採用できなければ一切お金がかからないので、無駄なコストを支払うリスクを回避できます。
一方、転職サイトは月額課金です。採用できてもできなくても高額な掲載費用がかかります。たとえばリクナビNEXTのN5L枠は4週間で180万円(公式HPより)もします。
理由3 戦略上
競合他社に情報が漏れることを防ぐ場合です。
どのように優秀な人材を確保しているのか、どんな新規事業を立ち上げようとしているのか、役員クラスが入れ替わるタイミングなどがバレると、不利になる可能性があります。
転職サイトに載せるとこのような重要な情報が漏れますが、非公開求人であれば競合他社にも知られることはありません。
理由4 特殊求人
特殊なスキルを持った人を採用する場合です。
転職サイトなどでの一般公募では、特殊な資格やスキルを持った人は、なかなか集まりません。掲載したものの応募ゼロだったというリスクが伴います。
「○○資格と△△検定の両方を持っている人を1人だけ欲しい」というピンポイント採用の場合は、非公開求人が好まれます。
理由5 社内配慮
社内の負荷や不安に配慮する場合です。
大手企業の場合、転職サイトに載せると1000名近くの応募が来ることもありますが、書類選考や面接だけでも相当の時間と手間がかかります。人事部に大きな負担がかかるので、敢えて非公開にすることがあります。
また「自社が求人をしている」ということに不安を感じる社員さんもいます。社内の貴重な人材に不安を与えず、快適に業務をこなしてもらうために、求人していることを内密に(=非公開に)するケースがあります。
まとめ
上記で5つの理由を紹介しましたが、特に多いのは、
- 時間
- お金
- 戦略上
の理由です。
企業の事情で非公開にしているわけであり、求人内容はむしろ給与や条件がいいこともザラです。
転職を成功させたいのであれば、非公開求人からも探してみてください。
≫非公開求人の見つけ方はこちらで解説しています。